简介:前シリーズから3年後の江戸。女料理人として澪は精進を重ね、つる家は繁盛していた。小松原や源斉もつる家を訪れる日々。 ある日、武家の奥方・早帆がつる家を訪ね、澪に、料理下手な自分に料理を教えてほしいと言いだす。種市の許可もおり、澪の料理指南が始まる。そんなある日、早帆の母が腎の病でもう長くないことを知った澪は、源斉の知恵を借り、腎の病に効くという「ははきぎ」の実の料理に取り組みだすのだが、寒い中での水作業のあまりの難業に芳は澪の身を案じる…。 「これを母上様に…」と、ははきぎ料理を完成させた澪を、早帆は、ある武家屋敷に強引に連れていく。待っていたのは、早帆の母であり、小松原の母・里津だった…。